沖縄・宮古諸島で歌い継がれるアーグ(古謡)と神歌(かみうた)、そして歌い継ぐ人々の暮らしを追ったドキュメンタリー映画『スケッチ・オブ・ミャーク』が、9月15日から東京・恵比寿の東京都写真美術館ホールほか全国で公開される。
沖縄民謡と異なる知られざる唄であるアーグと神歌が現在も歌い継がれ、古くからの信仰と唄がその姿を色濃く残す「ミャーク」こと宮古諸島。同作では、幾世紀にわたりひっそりと口伝された貴重な歌群が絶滅の危機に瀕していることを知った音楽家の久保田麻琴が、秘められた島の神事を追う様子を追いながら、生きることと信仰と唄がひとつだった時代を知る老人達と原初の姿が生きる奇跡の島を鮮やかに投影している。
監督は、同作で16年ぶりにメガホンを取る大西功一。裸のラリ−ズのメンバーとしても知られる久保田麻琴は原案と監修も務めている。
『スケッチ・オブ・ミャーク』
2012年9月15日より東京都写真美術館ホールほか全国ロードショー
製作・監督・撮影・録音・編集:大西功一
原案・監修・整音:久保田麻琴
出演:
久保田麻琴
長崎トヨ
高良マツ
村山キヨ
盛島宏
友利サダ
本村キミ
ハーニーズ佐良浜
浜川春子
譜久島雄太
宮国ヒデ
狩俣ヒデ
嵩原清
ほか
配給:太秦
(画像:©Koichi Onishi 2011)