アジアと日本の伝統的弦楽器の響きを堪能する音楽公演『三弦 海を越えて―アジアから日本へ―』が、10月11日に東京・池袋の東京芸術劇場コンサートホールで開催される。
同公演は、能楽や邦楽、日本舞踊、茶道など、日本の伝統芸能および文化を国内外へ発信し、次世代へ継承していくことを目的とした、東京都などが主催するプロジェクト『東京発・伝統WA感動』の一環として開催される。江戸に花開いた伝統芸能の様々な公演に加え、子どもを対象にした体験型プログラムなどがこれまで実施されているほか、現代にも通じる伝統芸能の魅力を再発見するシリーズ公演『Traditional+』や、日本茶文化を紹介する大規模な茶会なども行われる。
『三弦 海を越えて―アジアから日本へ―』では、日本の伝統文化で重要な役割を果たしている三味線とそのルーツに注目。中東から中国やモンゴルに伝わった「三弦」の演奏をはじめ、三弦が琉球に持ち込まれて変化した「三線」、三線をもとに工夫・改良が重ねられてきた三味線の演奏を楽しむことができる。チケットは現在発売中。
また、「アニメーションと浪曲」をテーマに掲げたイベント『Traditional+ vol.2 LIVE アニメーションと浪曲』が、10月23日に東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催。なお、同イベントのチケットはすでに完売している。
『三弦 海を越えて―アジアから日本へ―』
2012年10月11日（木）18:00～（開場17:00）
会場：東京都 池袋 東京芸術劇場コンサートホール
出演：
豊竹咲甫大夫（浄瑠璃）
鶴澤清志郎（三味線）
藤井昭子（三弦）
今藤長一郎（唄）
杵屋栄八郎（三味線）
藤舎呂英（囃子）
オユンエルデネ（三弦）
比嘉康春（歌、三線）
費堅蓉（大三弦）
小山豊（津軽三味線）
解説：大城學
司会：葛西聖司
料金：一般4,000円 学生2,000円
『Traditional+ vol.2 LIVE アニメーションと浪曲』
2012年10月23日（火）OPEN 18:30 / START 19:00
会場：東京都 恵比寿 東京都写真美術館1階ホール
出演：
山村浩二（アニメーション作家）
国本武春（浪曲師）
沢村豊子（浪曲三味線）
料金：一般1,000円 学生（高校生以下）500円
※未就学児入場不可
※チケットは完売
（画像上：『三弦 海を越えて―アジアから日本へ―』チラシ、中：費堅蓉©世古直登、画像下：小山豊）
