マチュー・カソヴィッツ監督・主演『裏切りの戦場』、仏政府が隠ぺいした暴力を描く

マチュー・カソヴィッツ監督・主演による映画『裏切りの戦場 葬られた誓い』が、11月24日から東京・新宿のシネマスクエアとうきゅうほか全国で公開される。

同作は、1988年にフランス領ニューカレドニアのウベア島で起こった独立過激派とフランス政府の武力衝突事件を題材にした作品。同事件では、制圧後に無抵抗の過激派5人が暴行のうえ射殺されていた事実がフランス政府によって隠蔽されていたことがのちに発覚し、フランス政府の責任が厳しく追及された。

同作は、フランス国家憲兵治安部隊の元隊長フィリップ・ルゴルジェ大尉が1990年に発表した手記をもとにした作品。『憎しみ』『クリムゾン・リバー』などの監督作品のほか、『アメリ』のニノ役などの出演作品でも知られるマチュー・カソヴィッツがルゴルジェ大尉役を演じている。なお、カソヴィッツは監督、共同脚本、編集に加え、フランス政府およびニューカレドニアや事件関係者に映画化の許可を得るため奔走し、10年の歳月をかけて同作を完成させたという。

『裏切りの戦場 葬られた誓い』

2012年11月24日(土)よりシネマスクエアとうきゅうほか全国ロードショー
監督:マチュー・カソヴィッツ
脚本:マチュー・カソヴィッツ、ピエール・ガレ、ブノワ・ジョベール
出演:
マチュー・カソヴィッツ
フィリップ・ブファール
マリク・ジティ
シルヴィ・テステュー
配給:彩プロ

(画像:©2011 Nord-Ouest Films - UGC Images - Studio 37 - France 2 Cinéma)

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