ドキュメンタリー映画『サンタクロースをつかまえて』が、12月に東京・渋谷のユーロスペースで公開される。
映画『遭難フリーター』『サマーセール』などを手掛けた岩淵弘樹による同作は、東日本大震災の被害を受けた宮城・仙台が迎えた2011年のクリスマスの様子を幻想的に捉えたドキュメンタリー作品。東日本大震災の津波で55万個のLED電球が流されるトラブルに見舞われたものの、無事開催された仙台の冬の風物詩「光のページェント」の模様をはじめ、クリスマスを祝う子どもたちの姿や、仙台の街の様子が収められている。また、仙台在住のミュージシャン・澁谷浩次(yumbo)や、仙台出身の岩淵監督の両親らが震災とクリスマスにまつわる様々な想いを語っていく。挿入歌として麓健一、yumbo、はっぴいえんどの楽曲が使用されている点も注目だ。
なお、同作は10月20日から東京・六本木ヒルズなどで開催される『第25回東京国際映画祭』の「日本映画・ある視点部門」で上映される。上映スケジュールなどの詳細は同作および『第25回東京国際映画祭』のオフィシャルサイトで確認しよう。
『サンタクロースをつかまえて』
2012年12月からユーロスペースで公開
監督:岩淵弘樹
挿入歌:麓健一“メリークリスマス”、yumbo“家”“鬼火”“嘘の町”、 はっぴいえんど“春よ来い”
出演:
澁谷浩次
岩淵恵子
仙台市のみなさん
配給:東風
『第25回東京国際映画祭』
2012年10月20日(土)~10月28日(日)
会場:東京都 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、シネマート六本木、日本橋三井ホールほか
(画像:©ballooner)