ある俳優が体験する再生の物語を描く映画『Playback』が、11月10日から東京・オーディトリウム渋谷で公開される。
『Playback』は、仕事の行き詰まりや妻との別居など、40歳間近にして人生の岐路に立たされた俳優が故郷で体験する、現在と過去が交錯した物語を描いた作品。映画を中心に活動する俳優のハジは故郷に戻る道中で大人のまま制服を着た高校生活に戻ってしまい、やがて自らの生きてきた道を辿り直していく。
監督と脚本を手掛けたのは、現在28歳の三宅唱。主人公ハジ役を村上淳が演じるほか、渋川清彦、三浦誠己、河井青葉、小林ユウキチ、汐見ゆかりらが出演者に名を連ねている。主題歌は大橋トリオの“オールドタイム”が起用。なお、村上が三宅のデビュー長編『やくたたず』に感銘を受けたことがきっかけで今回の出演が実現し、主人公ハジの人物設定にも村上の人生が重ねあわされているとのこと。また、モノクロ映像で幻想的に捉えられた茨城・水戸の風景も見どころのひとつだ。
『Playback』
2012年11月10日(土)よりオーディトリウム渋谷で公開
監督・脚本:三宅唱
主題歌:大橋トリオ“オールドタイム”
出演:
村上淳
渋川清彦
三浦誠己
河井青葉
小林ユウキチ
汐見ゆかり
テイ龍進
山本浩司
渡辺真起子
菅田俊
配給:PIGDOM
(画像:©2012 Decade, Pigdom)