イラストレーター・アートディレクターの黒田潔と、小説家の古川日出男によるビジュアルストーリーブック『舗装道路の消えた世界』が、11月26日に刊行される。
動植物をモチーフとした繊細かつ写実的なイラストで知られる黒田と、小説家という枠を越えて言葉に対するアプローチを続けている古川。2人はイラストレーションとテキストの往復書簡を通して作品を共同制作しており、2011年4月には展覧会も開催している。
同書には、2人の共同制作から生まれたイラスト作品と4つの短編を収録。アラビア、植物、ワニやラクダなどの動物、幾何学的文様などが現れる魔術的な世界が、イラストと物語によって重層的に展開されている。なお、書籍化する際に様々な加工が施されており、加工の過程を収めた写真もあわせて掲載される。装丁と本文デザインは原田祐馬(UMA/design firm)、写真は池田晶紀(ゆかい)が担当。
また、同書の刊行を記念するイベント『その顔(かんばせ)を巻いて vol.2』が、12月8日に東京・下北沢の本屋B&Bで開催。当日はライブペインティングや朗読も交えながら、2人の往復書簡が同書に結実するまでの2年間を振り返るトークが行われる。チケットは本屋B&Bのオフィシャルサイトで購入可能だ。
『古川日出男×黒田潔「舗装道路の消えた世界」刊行記念 リーディング/ライブ・ペインティング&トークショー 「その顔(かんばせ)を巻いて vol.2」』
2012年12月8日(土)OPEN 19:30 / START 20:00 / CLOSE 22:00
会場:東京都 下北沢 本屋B&B
出演:
古川日出男
黒田潔
料金:1,500円(ドリンク別)
(画像:『舗装道路の消えた世界』表紙)