マリメッコのテキスタイルデザイナーとして数多くの作品を手掛けた石本藤雄の個展『石本藤雄展 布と陶 ―冬―』が、2013年1月14日まで東京・青山のスパイラルガーデンで開催されている。
石本は、1974年から2006年までマリメッコのテキスタイルデザイナーとして活動。フィンランドの広大な自然を題材にしながら、日本的な感性を併せもつその作風は、現在も世界中で愛されている。また、1989年からは自身のライフワークとして想像上の草花や自然の風景をモチーフとした陶芸作品を制作。ファブリックと土というまったく性質が異なる素材を扱いながら、自然への眼差しや鋭い色彩感覚など美意識を作品に反映させている。
石本にとって国内で2回目の大規模個展となる同展では、陶芸作品とファブリックを用いて、会場に冬景色を想起させる空間を作り出すという。ファブリックやシャツ、ドレスやスカーフ、生地サンプルのアーカイブも展示される。
『石本藤雄展 布と陶 ―冬―』
2012年12月12日(水)~2013年1月14日(月・祝)
会場:東京都 青山 スパイラルガーデン
時間:11:00~20:00
休館日:12月30日(日)~1月4日(金)
料金:無料
(画像1枚目:『Selanne』 Fujiwo Ishimoto 2003 ©Marimekko Corporation、画像2枚目以下:©原田智香子)