新海誠監督の新作アニメーション映画『言の葉の庭』が、2013年に公開されることがわかった。
2002年公開の『ほしのこえ』をはじめ、2004年の『雲のむこう、約束の場所』、2007年の『秒速5センチメートル』などで次世代を担うアニメーション監督として国内外で高い評価を受ける新海監督。『言の葉の庭』は、同監督にとって2011年の『星を追う子ども』以来、約2年ぶりの新作となる。
同作について新海監督は、「初めて『恋』の物語を作っている。すくなくとも自分の過去作では描いてこなかった感情を、本作ではアニメーション映画の中に込めたいと思っている」と意気込みを語っている。また、「『言の葉の庭』はそのような恋――愛に至る以前の、孤独に誰かを希求するしかない感情の物語だ。誰かとの愛も絆も約束もなく、その遥か手前で立ちすくんでいる個人を描きたい。現時点ではまだそれ以上のことはお伝えできないけれど、すくなくとも『孤悲』を抱えている(いた)人を力づけるようなことが叶うような作品を目指している」と、構想の一部を明らかにしている。
なお、12月29日から31日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催される『コミックマーケット』内のコミックス・ウェーブ・フィルムブースでは、『星を追う子ども』『秒速5センチメートル』の絵コンテ集や同監督のオリジナルグッズを販売。購入者には『言の葉の庭』の限定ポストカードが贈られるとのこと。
『言の葉の庭』
2013年公開予定
監督・原作・脚本:新海誠
配給:東宝映像事業部
(画像:©Makoto Shinkai/CoMix Wave Films)