多様な創作活動の縮図を示す『であ、しゅとぅるむ』展、泉太郎、二艘木洋行ら11組参加

多種多様な表現活動を行う作家が参加する『であ、しゅとぅるむ』展が、1月9日から愛知の名古屋市民ギャラリー矢田で開催される。

同展は、絵画、写真、インスタレーションやZINE、ウェブイラストなど、美術から大衆文化まで多種多様な表現を通して、2000年以降の日本における創作活動の縮図を示すことを目的として開催。出展作家には、刺繍作品を中心に作家活動を行う伊藤存、映像を用いたインスタレーションで知られる泉太郎、お絵描き掲示板で作品制作を行う二艘木洋行、ベルリンを拠点にアーティスト活動をしているジェイ・チュン＆キュウ・タケキ・マエダ、画家の千葉正也、はまぐちさくらこら国内外のアーティスト11組が名を連ねている。

さらに、同展の開催にあわせて制作プロセスの閲覧機能も備えたお絵描き掲示板が開設されているほか、執筆陣に美術家の大山エンリコイサム、美術評論家の黒瀬陽平、ネットワーカーのばるぼら、翻訳者でライターのダリル・ウィー、Project百化代表の虎硬らが参加する展示カタログを刊行予定。また、ネットサービスやZINEなども駆使し、作家のバックグラウンドなども提示する多角的な展開を目指していく。なお、会期最終日の1月20日には、伊藤亜紗、小林耕平、山形育弘によるデモンストレーションが開催される予定だ。

（画像上から：池田健太郎 『燃え』©Kentaro Ikeda 2011、千葉正也 『泣き頭　#12』 2011年 copyright the artist courtesy ShugoArts、二艘木洋行 『梨』 2012年、『べつの星』展示風景（NOW IDeA, 2011年））

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