ファッションブランドCOMME des GARCONSを様々なアプローチから照らし出した書籍『相対性コム デ ギャルソン論 ―なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか』が、12月17日に刊行された。
1969年に川久保玲により設立された、日本を代表するトップブランドCOMME des GARCONS。同書では、ファッション分野のみにとどまらず様々な分野のクリエイターに影響を与えるCOMME des GARCONSを、各界の著名人による論文や対談、インタビューを通して、従来のファッションジャーナリズムとは異なる「少年性と少女性」「建築」「制服の思想」「セゾン文化」といった多彩な視点から検証していく。
また、COMME des GARCONSと川久保の歴史をまとめた年譜や、同ブランドを読み解くためのブックガイドなども掲載。編集は、雑誌『装苑』『ハイファッション』編集部などに在籍し、6月までファッション情報サイト「high fashion ONLINE」のチーフエディターを務めていた西谷真理子が担当している。
『相対性コム デ ギャルソン論 ―なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか』
2012年12月17日発売
編集:西谷真理子
著者:五十嵐太郎+浅子佳英、千葉雅也、菊田琢也、平芳裕子、小澤京子、坂牛卓+入江徹+森永邦彦+松田達、井伊あかり、永江朗、成実弘至、井上雅人、長谷川祐子、藤原徹平、本間直樹+木ノ下智恵子、桑原茂一、柳本浩市、工藤雅人、西谷真理子
価格:2,730円(税込)
発行:フィルムアート社
(画像:『相対性コム デ ギャルソン論 ―なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか』表紙)