冨田勲と初音ミクのコラボレートが実現した公演『イーハトーヴ交響曲』の制作過程に密着した特集番組『音で描く賢治の宇宙 ~冨田勲×初音ミク異次元コラボ~』が、2月3日にNHK Eテレの『ETV特集』で放送される。
昨年11月23日に東京・初台の東京オペラシティコンサートホール行われた『イーハトーヴ交響曲』では、シンセサイザー音楽の世界的パイオニアである冨田自身の集大成となる「交響曲」を披露。宮沢賢治の4次元的かつ宇宙的な世界観を音楽で表すために冨田はVOCALOIDの初音ミクを起用し、大友直人指揮による日本フィルハーモニー交響楽団、そして約200人の混声合唱団が奏でる前代未聞の壮大な交響曲を生み出した。
『ETV特集』では、少年時代に自らも大地震に被災したという冨田が、『イーハトーヴ交響曲』に託した東北の被災者への思いや、冨田の人生の集大成になるという同作に込められた思いに密着。5か月に及ぶ取材から、賢治の「雨ニモマケズ」をめぐる10年越しの約束に迫る。
『音で描く賢治の宇宙 ~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ~』
2013年2月3日(日)22:00からNHK Eテレで放送
2013年2月10日(日)24:50からNHK Eテレで再放送
出演:
冨田勲
ほか
(画像上:冨田勲、画像下:初音ミク ©Crypton Future Media,Inc. ALL RIGHTS RESERVED.)