岡田利規率いるチェルフィッチュの個展、グラフィックや舞台美術にスポット

岡田利規によって1997年に設立された演劇カンパニー「チェルフィッチュ」の個展『チェルフィッチュ個展』が、1月22日から東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で開催される。

『第49回岸田國士戯曲賞』を受賞した『三月の5日間』や、モントリオールの演劇批評家協会が選ぶ批評家賞に輝いた『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』などの代表作で知られ、約20か国以上で上演を行っているチェルフィッチュ。

同展では、仲條正義、菊地敦己、水野学、横山裕一といった著名なデザイナーやイラストレーターが手掛けた公演ポスターやチラシなどのグラフィックや、舞台写真で現在までの活動を振り返りながら、岡田の言葉、役者たち、舞台美術、照明といった、チェルフィッチュの世界をつくりあげるそれぞれの要素にスポットを当てる。また、この個展のために岡田が制作するテキストを使ったインスタレーション作品も展示予定。岡田は同展について「チェルフィッチュの、これまでそれほど強調されてこなかった側面を見てもらえるようなものにできたらよいと考えています」とコメントを寄せている。

また、個展初日の1月22日に岡田利規初の演劇論集『遡行　変形していくための演劇論』が河出書房新社から刊行が予定されている。

（画像上から：『チェルフィッチュ個展』メインビジュアル、『三月の5日間』メインビジュアル　design: 水野学、『現在地』メインビジュアル　design: 松本弦人、『フリータイム』舞台写真）

関連リンク

• chelfitsch
• チェルフィッチュ個展 リクルートの2つのギャラリー
• CINRA.STORE > チェルフィッチュ
• CINRA.NET > この世界を脅かすフィクション チェルフィッチュ『現在地』
• CINRA.NET > 『GRAPHIC IS NOT DEAD.』 Vol.3 菊地敦己 誰かに与えてもらうのではない「グラフィックの可能性」