国内外の作家10人による映像作品展『夢か、現か、幻か』、現実と虚構の間探る

国内外の作家10人による映像作品を主に集めた展覧会『夢か、現か、幻か』が、1月19日から大阪・中之島の国立国際美術館で開催される。

同展では、技術革新とグローバル化により目まぐるしいほどの変容がある現代において、日常生活の中にありながらリアリティーを伴わない「現実」と、CGなどコンピューター処理やデジタル処理が駆使された現実には存在しないリアリティーである「虚構」の間に生まれる「真実」の所在を考察することを目指す。

出品作家はさわひらきと柳井信乃の日本人作家をはじめ、ドイツの作家クレメンス・フォン・ヴェーデマイヤー、キリスト教美術における受胎告知を取り上げたフィンランドのエイヤ=リーサ・アハティラ、アジアで起こった過去の出来事に関する写真イメージを引用し、鮮やかなアニメーションと結びつけた台湾のアーティスト杜珮詩(ドゥ・ペイシー)など10人。会期中には出品作家によるアーティストトークや講演会、2日間にわたるリレートークなどが開催される。


『夢か、現か、幻か』

2013年1月19日(土)~3月24日(日)
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B3階展示場
時間:10:00~17:00、金曜日は19:00まで開館(入館は30分前まで)
出品作家:
エイヤ=リーサ・アハティラ
シプリアン・ガイヤール
ヨハン・グリモンプレ
さわひらき
饒加恩(ジャオ・チアエン)
チョン・ソジョン
杜珮詩(ドゥ・ペイシー)
スティーヴ・マックィーン
クレメンス・フォン・ヴェーデマイヤー
柳井信乃
料金:当日 一般850円 大学生450円 高校生以下・18歳未満無料
※『コレクション 現代美術とテーマ』も入場可能

『アーティスト・トーク』
2013年1月19日(土)13:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B1階講堂
出演:
エイヤ=リーサ・アハティラ
柳井信乃
2013年1月20日(日)13:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B1階講堂
出演:
さわひらき
杜珮詩(ドゥ・ペイシー)
定員:先着120名(10:00から整理券を配布)
料金:無料

講演会
『夢か、現か、幻か』
2013年2月16日(土)14:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B1階講堂
講師:植松由佳(国立国際美術館主任研究員、本展企画者)
定員:先着130名(10:00から整理券を配布)
料金:無料

リレートーク
『東アジア各国の現代美術事情−映像作品を中心に』
2013年3月2日(土)13:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B1階講堂
出演:
チョン・ソジョン(出品作家)
イ・スヨン(韓国国立現代美術館キュレーター)
ほか
2013年3月3日(日)13:00~
会場:大阪府 中之島 国立国際美術館 B1階講堂
出演:
饒加恩(ジャオ・チアエン)
鄭慧華(チェン・ホェイファ / インディペンデント・キュレーター、美術評論家)
ほか
定員:先着120名(10:00から整理券を配布)
料金:無料

(画像上から:エイヤ=リーサ・アハティラ 『受胎告知』 2010年 ©Crystal Eye Ltd, Helsinki Courtesy of Marian Goodman Gallery, New York and Paris Photo ©Antti Ruusuvuori、シプリアン・ガイヤール 『Artefacts』 2011年 ©Cyprien Gaillard Courtesy Sprueth Magers Berlin London 国立国際美術館蔵、さわひらき 『Lineament』 2012年  ©Hiraki Sawa / Courtesy of Ota Fine Arts and James Cohan Gallery、杜珮詩(ドゥ・ペイシー) 『ビジブル・ストーリー』2012年 ©Pei-Shih Tu Courtesy of Project Fulfill Art Space, Taipei、チョン・ソジョン 『最後の喜び』2012年 ©Sojung Jun)

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