ホナガヨウコ新作は木下美紗都との文通から生まれた物語『君の知らない転び方』

2013.01.30 Wed

ダンスパフォーマー・振付師のホナガヨウコによる新作公演『音体パフォーマンス｜ふりつけされたえんげき「君の知らない転び方」』が、2月16日から東京・こまばアゴラ劇場で上演される。

音と体をセッションさせて情景を描き出す「音体パフォーマンス」と、身体の動きや構成を中心に人と人との関係性を物語る「ふりつけされたえんげき」のオリジナルジャンルを創作し、ポップかつ実験的な作品を作り出してきたホナガヨウコ。ソロとしては約5年ぶりの本公演となる同作では、再びシンプルに音楽と身体に向き合いながら、架空の文庫本を舞台化するという新しい試みに挑戦する。

同公演でホナガが描くのは、千歳烏山でこじんまりと2人暮らしをする、生活スタイルの違う女の子「ハル」と「ヨル」が、互いに宛てて手紙を書くという物語。シンガーソングライターの木下美紗都を音楽および演奏者として迎え、文学的な要素を強めたいというホナガの意向で1年前から実際に2人で手紙のやりとりを行い、その過程の中で同公演のための歌や言葉を紡いだという。

衣装は京都のブランドSOU・SOUが担当。伝統的な和柄を基調にしつつもモダンなオリジナルテキスタイルで作られているとのこと。なお、ホナガのオフィシャルサイトでは同公演の予告映像が公開されている。チケットは現在予約を受付中だ。