演劇ユニット「阿佐ヶ谷スパイダース」主宰の長塚圭史書き下ろしの新作公演『あかいくらやみ』が、5月5日から26日にかけて東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される。
長塚にとって約7年ぶりの書き下ろし時代劇となる同作の原作は、小説家・山田風太郎の歴史小説『魔群の通過』。幕末の水戸藩志士「天狗党」の残党による復讐集団「さいみ党」を中心に、尊皇攘夷の志を胸に決起した大遠征の史実に基づいたストーリーの後日譚を描くことで、より多層的な人間の闇に光を当てていくという。
主役には、長塚とは今回が初顔あわせとなる小栗旬を抜擢。小栗は数奇な運命を背負いながら、報復の悪夢にのみ込まれていく青年を演じる。また、復讐の鬼と化す物語のキーパーソンには温和なイメージの強い小日向文世を迎えるほか、阿佐ヶ谷スパイダースの中山祐一朗、伊達暁らもが出演する。
なお、大阪公演の開催も決定しており、詳細は後日発表される予定だ。
シアターコクーン・オンレパートリー2013+阿佐ヶ谷スパイダース
『あかいくらやみ ~天狗党幻譚~』
作・演出:長塚圭史
原作:山田風太郎『魔群の通過』
出演:
小栗旬
小日向文世
白石加代子
原田夏希
小松和重
古舘寛治
横田栄司
中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース)
伊達暁(阿佐ヶ谷スパイダース)
長塚圭史
中村まこと
大鷹明良
小野武彦
ほか
東京公演
2013年5月5日(日)~5月26日(日)全26公演
会場:東京都 渋谷 Bunkamuraシアターコクーン
料金:S席9,000円 A席7,000円 コクーンシート3,500円
大阪公演
2013年5月30日(木)~6月2日(日)
会場:未定
(画像:『あかいくらやみ ~天狗党幻譚~』キャスト)