『エドワード・S・カーティス 作品展「アメリカ先住民の肖像」』が、3月1日から東京・六本木の東京ミッドタウン内FUJIFILM SQUAREで開催される。
1868年にアメリカのウィスコンシン州で生まれたエドワード・S・カーティスは、シアトルで写真を独学で学び営業写真館を経営、若くして肖像写真家として評価された写真家。1899年にニューヨークの大富豪エドワード・H・ハリマンのアラスカ探検隊に同行したことを転機に、その翌年からネイティブアメリカンの撮影に専念。南西部での撮影を皮切りに約30年の間、南西部、平原、北西海岸の80以上の部族を調査、撮影しながら「消えゆく文化」を記録した。
同展では、外来者を受け入れないネイティブアメリカンたちに忍耐強く密着し、彼らと親交を深めたカーティスがとらえた写真作品を展示。大自然と共に生きる人間の尊厳と、気高く美しい先住民達の姿を当時の貴重なヴィンテージプリントを中心に紹介する。
エドワード・S・カーティス作品展
『アメリカ先住民の肖像』
2013年3月1日(金)~5月31日(金)
会場:東京都 六本木 東京ミッドタウン内 FUJIFILM SQUARE 写真歴史博物館
時間:10:00~19:00(入館は18:50まで)
休館日:なし
料金:無料
(画像上から:A Zuni governor(ズニ族の酋長)、An Oasis in the Badlands(バッド・ランズのオアシス)、Canyon de Chelly, Navaho(キャニオン・デ・シェイ ナヴァホ族)、Raven Blanket, Nez Perce(漆黒の外衣 ネ・ペルセ族))