若手作家による展覧会『東京画II―心の風景のあやもよう』が、3月7日まで東京・上野の東京都美術館で開催されている。
同展は、2001年から継続的に若手アーティストの発掘と育成支援を行ってきたトーキョーワンダーサイトが主催するグループ展。2007年に開催された『東京画―ささやかなワタシのニチジョウのフーケイ』に続いて2度目の開催となる今回は、若手作家たちによる「心の風景」をテーマに据えた作品が展示される。
参加作家は、大和日英基金(ロンドン)での個展『The Sea by Night and Day』開催や『VOCA展2012―新しい平面の作家たち』での受賞など国内外で活躍する桑久保徹をはじめ、千葉正也、長井朋子、佐藤翠、熊野海、辻孝文、平子雄一、村上滋郎の8人。それぞれが内と外を自由に行き来しながら、自然と人工のインターフェースとも言うべき中間地点を描いた作品群を展示している。
(画像上から:桑久保 徹 『遊ぶ刺繍屋』2012、油彩、カンヴァス ©桑久保 徹 Photo: Kenji Takahashi Courtesy of Tomio Koyama Gallery、千葉正也 『怒っている男』2012、油彩、カンヴァス ©千葉正也 Courtesy of ShugoArts、長井朋子 『春と遊んだ』2012、油彩、グリッター、カンヴァス ©長井朋子 Photo: Kenji Takahashi Courtesy of Tomio Koyama Gallery、『東京画II―心の風景のあやもよう』展示風景、東京都美術館、2013 © Tokyo Wonder Site)