批評家の粉川哲夫と音楽ライターの三田格による書籍『無縁のメディア ―映画も政治も風俗も』が、3月8日に刊行された。
1996年に刊行された『もしインターネットが世界を変えるとしたら』でインターネットと社会との関係を論じるなど、日本におけるメディア論の先駆者とも言える粉川と、幅広いジャンルをカバーしながらも、先鋭的な音楽批評活動を続ける三田。
同書は、音楽や映画などを起点にして、2人が現代日本の様々な問題や世界の見方や可能性などを語りあった書籍。戦後のサブカルチャーから原発問題、金融危機などをはじめ、「なぜ『引きこもり』は正しいのか?」「すべてが正しくオープンになる世界が、なぜ息苦しいのか?」といったテーマを対話形式で紐解いていく。
(画像:『無縁のメディア ―映画も政治も風俗も』表紙)