園子温監督の新作映画が、井上三太原作の『TOKYO TRIBE』になることがわかった。
2014年公開を予定している同作の原作は、井上が1997年から2005年までファッション誌『boon』誌上で連載していた漫画『TOKYO TRIBE2』。近未来の「トーキョー」を舞台に、「暴力と愛と友情」のメッセージをぶつけた作品になるという。
また、同作の出演者選考公開オーディションがYouTubeを使用して行われることも判明。オーディションの特設サイトにある模範演技のデモ映像を確認し、自分の演技を撮影した動画をYouTubeに投稿することでオーディションにエントリーすることが可能だ。動画選考に加え、書類審査と実技オーディションの3段階で選考が行われ、審査には園監督をはじめとするメインスタッフも参加する。オーディションのエントリーは5月31日まで受付中。詳細はオーディションの特設サイトで確認しよう。
今回の発表について園監督は、「伝説の漫画『TOKYO TRIBE2』を監督するということになりとても興奮しています。近未来の『トーキョー』を舞台にストリートギャングたちが大暴れする作品なので、私も大暴れするつもりです。今回は、一般のみなさんにも出演していただこうと思い、公開オーディションを行なって逸材の発掘もしていきたいと思っています。新しい人たちと映画の新しい可能性をこの作品で発見したいと思っています」とコメントしている。
原作者の井上三太は、「プロデューサーと10年くらい映画化したいと暖めていて、ついに念願かないました。東京を舞台にした映画はなかなかないということで、ずっとプロデューサーと東京を代表するような映画が作れたらいいなと言っていました。園子温監督が監督をしてくれるということで、毒×毒のように、園監督の強力にエッジのきいた演出で狂気を孕んだ作品になると思います。出演者をオーディションするということで、僕の漫画のキャラクターがどのようになるのか、とても楽しみです。みなさんも是非楽しみにしていてください」と期待を寄せている。
作品情報
『TOKYO TRIBE』
2014年公開予定
監督・脚本:園子温
原作:井上三太『TOKYO TRIBE2』(祥伝社)
配給:日活
(画像上:『TOKYO TRIBE』原作ビジュアル ©SANTASTIC!ENTERTAINMENT 2013、画像中:井上三太 、画像下:園子温)