シャトレ座にミクが登場、渋谷慶一郎によるボカロ歌劇『THE END』パリ公演が決定

音楽家の渋谷慶一郎とチェルフィッチュ主宰の演出家・岡田利規によるオペラ『THE END』のパリ公演が、11月13日と11月15日にフランス・パリのシャトレ座で上演されることがわかった。

シャトレ座は、1862年に建立された客席数2,000を超えるオペラハウス。オペラ、バレエ、コンテンポラリーダンス、ミュージカルやクラシックコンサートに使われることが多く、近年では坂東玉三郎による公演でも話題を集めた。

5月23日と5月24日に東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで開催される東京公演に続いて決定した今回の公演では、シャトレ座にコンピュータ制御による10.2チャンネルのサラウンド音響と、1万ルーメンを超える高解像度プロジェクター7台を設置。OMAニューヨーク代表も務める建築家の重松象平が舞台美術を手掛けたステージで、自らの「死」を問う初音ミクの旅が繰り広げられる。公演の詳細はシャトレ座のオフィシャルサイトで後日公開される。

昨年12月に山口・山口情報芸術センター[YCAM]で初演された同作は、歌手やオーケストラが一切登場せず、初音ミクとボーカロイドによる音楽とキャラクターの映像を中心に構成されたオペラ作品。初音ミクが着用する衣装をルイ・ヴィトンのアーティスティックディレクターであるマーク・ジェイコブスと彼のスタジオチームが提供している点でも話題を集めている。

イベント情報

『THE END』

コンセプト:渋谷慶一郎、岡田利規
音楽:渋谷慶一郎
台本:岡田利規、渋谷慶一郎
共同演出:渋谷慶一郎、YKBX、岡田利規
出演:渋谷慶一郎、初音ミク
舞台美術:重松象平
映像:YKBX
音響プログラム:evala
音響:金森祥之
ボーカロイド・プログラム:ピノキオP
テクニカル・サポート:筒井真佐人
プロデューサー:東市篤憲(A4A)

東京公演
2013年5月23日(木)19:00~
2013年5月24日(金)15:00~ / 19:00~
会場:東京都 渋谷 Bunkamuraオーチャードホール
料金:プラチナ席(プログラム付)10,000円 S席7,500円 A席5,000円 B席3,000円

パリ公演
2013年11月13日(水)、11月15日(金)
会場:フランス パリ シャトレ座

(画像上:『THE END』メインビジュアルill. by YKBX ©Crypton Future Media, INC. www.piapro.net ©LOUIS VUITTON、画像中・下:パリ・シャトレ座)

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