YCAM10周年祝う「架空の映画音楽の為の映像作品」公募企画、審査員に坂本龍一ら

山口情報芸術センター[YCAM]の公募企画『架空の映画音楽の為の映像コンペティション』の作品募集が、本日4月15日からスタートしている。

『架空の映画音楽の為の映像コンペティション』は、山口情報芸術センター[YCAM]が今年11月に10周年を迎えることを記念し、「アート」「環境」「ライフ」をテーマに掲げて行われる『アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭』の一環として実施されるもの。国内外から幅広く募集を募ることで、これまで紹介される機会のなかった新しい才能と出会うことを目的にしている。

同コンペティションでは、架空の映画音楽から想像した映画や映像作品を募集。映画にあわせて作曲するという通常の映画音楽と制作順序を逆にすることで、映像および映画と音楽の関係性や、映画音楽とは何かを改めて考えるきっかけになることを目指すとのこと。

映像のもとになる音楽は三輪眞弘、上野耕路、青葉市子が提供。特設サイトでは楽曲サンプルと作曲者のコメントが公開されている。また、審査員には坂本龍一、樋口泰人(boid主宰)、岡本美津子(プロデューサー、東京藝術大学映像研究科アニメーション専攻教授)、辻川幸一郎(映像作家)、真利子哲也(映画監督)、阿部一直(山口情報芸術センター[YCAM]副館長、チーフキュレーター、アーティスティックディレクター)が名を連ねている。さらに招聘作家として参加する映画監督の瀬田なつき、真利子哲也、三宅唱が課題曲にそれぞれ映像をつけた新作が、公募受賞作品と共に上映される。

応募資格や応募方法などの詳細は、特設サイトで確認しよう。なお、選出された作品は7月から順次山口情報芸術センター[YCAM]や山口市内各所にて上映される。

※記事掲載時、一部アーティスト名に内容に誤りがありました、訂正してお詫びいたします

イベント情報

アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭 公募企画 『架空の映画音楽の為の映像コンペティション』

募集期間:2013年4月15日(月)~4月30日(火)
結果発表:2013年7月1日(月)
展示期間:2013年7月6日(土)~9月1日(日)、11月1日(金)~12月1日(日)
※応募資格、応募方法などは特設サイトで要確認

(画像上:坂本龍一 撮影:田邊アツシ、画像下:©5windows)

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