キム・ギドク監督の新作映画『嘆きのピエタ』が、6月15日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開される。
『サマリア』『うつせみ』などの作品で知られるギドク監督の最新作となる同作は、2012年に開催された『第69回ヴェネチア国際映画祭』で最高賞にあたる金獅子賞に輝いた作品。生まれてすぐに親に捨てられて孤独に生きてきた借金取りの男・ガンドと、ガンドの母親を名乗る謎の女が織りなす物語が、二転三転する展開と過激な描写を交えて描かれる。また、タイトルに掲げられた「ピエタ」とは十字架から降ろされたイエス・キリストを胸に抱く聖母マリア像を指しており、作中では「母の愛」が重要なテーマの1つに据えられている。
母の愛を知っていくにつれ次第に人間の心を取り戻していくガンド役をイ・ジョンジン、母親を名乗る謎の女役をチョ・ミンスが演じる。
作品情報
『嘆きのピエタ』
2013年6月15日(土)からBunkamuraル・シネマほか全国順次公開
脚本・監督:キム・ギドク
音楽:パク・イニョン
出演:
イ・ジョンジン
チョ・ミンス
カン・ウンジン
ウ・ギホン
クォン・セイン
配給:クレストインターナショナル
(画像:©2012 KIM Ki-duk Film All Rights Reserved.)