ファッションブランド「ヨウジヤマモト」のデザイナー・山本耀司の魅力と創造の核心に迫る書籍『服を作る -モードを超えて-』が本日5月25日に刊行された。
1943年に東京で生まれた山本は、慶應義塾大学法学部および文化服装学院デザイン科卒業後の1972年に株式会社ワイズを設立。1977年に『東京コレクション』初参加を果たし、1980年代にフランス・パリなどでも高い評価を獲得した。2011年にはフランスの芸術文化勲章『コマンドゥール』を叙勲されている。また、北野武の映画作品の衣装に携わっていることでも知られる。
同書は、山本の生い立ちから現在までを語った第1部と、多角的なアプローチを試みた「100の質問」を掲載する第2部から構成。文章だけでなく、山本の軌跡をたどる写真や話題を集めた作品写真を多数掲載し、ファッションの枠を越えて活躍する山本の哲学や世界観を探る内容となっている。同書の聞き手は、読売新聞社で生活部長としてファッションや働く女性の問題などを長年担当している宮智泉。
(画像:『服を作る -モードを超えて-』表紙)