ハイナー・ゲッベルスの公演『Stifters Dinge』が、7月13日から山口・山口情報芸術センター[YCAM]で開催される。
ドイツ出身の作曲家・演出家のハイナー・ゲッベルスは、コンサートやラジオ作品、アンサンブルやオーケストラのための楽曲などを制作。1990年代初めからは朗読と音楽で構築される音楽劇「ミュージック・シアター」を作曲・演出しており、世界各国で上演されている。
山口情報芸術センター[YCAM]の10周年を祝う『アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭』の一環として上演される同公演は、19世紀の作家アーダルベルト・シュティフターから刺激を受けて制作された作品。俳優は登場せず、シュティフターの著作の一節を朗読する声やレヴィ=ストロースのインタビュー音源、機械や人間の手によって制御された光や氷、水、風、砂、さらに積み上げられた5台のピアノが自動的に発する音色などが変化することでパフォーマンスが展開される。チケットは現在発売中。なお、今回の日本公演は山口情報芸術センター[YCAM]のみで開催される。
さらに、同作のプレレクチャーが7月13日に開催されるほか、坂本龍一とゲッペルスによるトークイベントが7月14日に開催される。参加方法などの詳細は『アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭』のオフィシャルサイトで確認しよう。また、同サイトでは公演の予告映像が公開中。なお、宣伝美術は松本弦人が手掛けている。
イベント情報
『Stifters Dinge』
2013年7月13日(土)~7月15日(月・祝)全4公演
会場:山口県 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA
コンセプト・音楽・演出:ハイナー・ゲッベルス
料金:
前売 一般4,000円 any・特別割引3,500円 25歳以下3,300円
当日 一般4,500円
※未就学児入場不可
プレレクチャー
2013年7月13日(土)15:00~17:00
会場:山口県 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオC
出演:新野守広(ドイツ演劇批評)
料金:無料(要申込、先着順)
10周年記念祭オープニングトーク
『坂本龍一+ハイナー・ゲッベルス 「アート」「環境」「ライフ」』
2013年7月14日(日)15:45~17:00
会場:山口県 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA
出演:
坂本龍一
ハイナー・ゲッペルス
料金:無料(要申込、先着順)
(画像上・中:ハイナー・ゲッベルス『Stifters Dinge』Photo and Copyright:MARIO DEL CURTO、画像下:ハイナー・ゲッベルス Photo:Wonge Bergmann)