朝井リョウの新作長編小説『世界地図の下書き』が、7月5日に刊行される。
映画化された『桐島、部活やめるってよ』や『第148回直木賞』を受賞した『何者』などで知られる朝井リョウ。『直木賞』受賞後の第1作となる同作は、両親を亡くしたことから児童養護施設で暮らすことになった小学生・太輔を中心にした物語。施設の仲間と打ち解けあっても癒されない子どもたちの孤独や痛み、太輔ら4人の子どもたちが計画するある「作戦」が描かれる。
なお、同書の表紙イラストは、『天空の城ラピュタ』からスタジオジブリ作品の原画やキャラクターデザインなどに携わり、『崖の上のポニョ』『コクリコ坂から』では作画監督も務めたアニメーター・近藤勝也が描き下ろしている。
(画像:『世界地図の下書き』表紙)