写真家アンドレアス・グルスキーの日本初個展、代表作から最新作まで約65点展示

アンドレアス・グルスキーの日本初個展『アンドレアス・グルスキー展　ANDREAS GURSKY』が、7月3日から東京・六本木の国立新美術館で開催される。

1955年に旧東ドイツで生まれたグルスキーは、ドイツの現代写真を代表する「ベッヒャー派」の写真家。衛星からの画像を基にした『オーシャン』シリーズや川面を写す『バンコク』シリーズなど、デジタル化が進んだ現代社会を表現するような、全てが等価に広がる視覚世界を構築している。また、2011年のクリスティーズ・ニューヨークでグルスキーの作品『ライン川II』が、現存する写真家の作品として史上最高額となる約433万ドルで落札されたことでも世間を賑わせた。

同展では、1980年代の初期作品から代表作『ライン川II』『99セント』『F1ピットストップIV』『ピョンヤンI』、日本に関連した『東京証券取引所』や『カミオカンデ』、最新作『カタール』まで、グルスキー自身が厳選した約65点を展示。会期中にはギャラリートークや東京国立近代美術館主任研究員の増田玲による講演会も開催される。

なお、同展の巡回展が2014年2月1日から大阪・中之島の国立国際美術館で開催される。

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（画像上から：『99 セント』1999年 © ANDREAS GURSKY / JASPAR, 2013 Courtesy SPRÜTH MAGERS BERLIN LONDON、『ピョンヤン I』2007年 © ANDREAS GURSKY / JASPAR, 2013 Courtesy SPRÜTH MAGERS BERLIN LONDON、『F1 ピットストップ IV』2007年 © ANDREAS GURSKY / JASPAR, 2013 Courtesy SPRÜTH MAGERS BERLIN LONDON、『カミオカンデ』2007年 © ANDREAS GURSKY / JASPAR, 2013 Courtesy SPRÜTH MAGERS BERLIN LONDON、『バーレーンI』2005年 © ANDREAS GURSKY / JASPAR, 2013 Courtesy SPRÜTH MAGERS BERLIN LONDON）

関連リンク

• ANDREAS GURSKY ｜ アンドレアス・グルスキー展 ｜ 東京展 : 2013.07.03-09.16 / 国立新美術館 ｜ 大阪展 : 2014.02.01-05.11 / 国立国際美術館