寺山修司に迫る展覧会『寺山修司展「ノック」』が、10月27日まで東京・神宮前のワタリウム美術館で開催されている。
今年で没後30年を迎える寺山修司。同展では、寺山と演劇実験室「天井棧敷」が1975年4月に東京・阿佐ヶ谷付近で約30時間にわたって上演した市街劇『ノック』を中心に紹介する。さらに、学生時代の作品や成績表、代表作『にせ絵はがき』のシリーズ、映像作品『消しゴム』『迷宮譜』など寺山流の映像詩とも言える短編作品10本、天井棧敷の活動紹介、小説『あゝ、荒野』に捧げた森山大道の写真作品を展示するなど、現在でも多大な影響力をもつ寺山を、様々な角度から紐解いていく。
会場デザインはフジワラテッペイアーキテクツラボ、グラフィックデザインはGROOVISIONS、イラストは西島大介が手掛けている。
なお会期中には、飴屋法水、園子温、森山大道、石川直樹、山田太一ら参加のイベントも開催。詳細はオフィシャルサイトを参照してみよう。
※会期が延長になりました(2013年10月2日追記)
イベント情報
『寺山修司展「ノック」』
2013年7月6日(土)~11月24日(日)
会場:東京都 神宮前 ワタリウム美術館
時間:11:00~19:00(水曜は21:00まで)
休館日:月曜(7月15日、9月16日、10月14日は開館)
料金:大人1,000円 学生(25歳以下)800円 大人ペア券1,600円 学生ペア券1,200円
※期間中、何度も使えるパスポート制
特別展示
『寺山修司の言葉をリーディングする』
2013年7月6日(土)~10月27日(日)毎週土、日曜18:00~
会場:東京都 神宮前 ワタリウム美術館 2階ステージ
企画・構成:萩原朔美
(画像上:『寺山修司展「ノック」』展覧会チラシ、画像中:『30 時間市街劇 ノック』「空中散歩者」1975年 撮影:扇田昭彦、画像下:寺山修司、渋谷に落成した天井棧敷館の前で 1969年)