自然豊かな奥入瀬で「時」がテーマの芸術祭『十和田奥入瀬芸術祭「SURVIVE」』

豊かな自然にめぐまれた青森・奥入瀬と十和田湖周辺や市街地を舞台にした芸術祭『十和田奥入瀬芸術祭「SURVIVE」』が、9月から11月にかけて開催される。

同イベントは、十和田市現代美術館の開館5周年を記念し、十和田市によって行われるもの。「時」をテーマに、美術家だけでなく、詩人や小説家、演出家、音楽家など、さまざまなアーティストが、視覚芸術、文学、演劇、音楽、空間構成などの要素を取り入れた作品から「時」を読み解いていく。なお、作家や地域住民によるゼミナールも開催予定だ。

また、特別参加アーティストとして奈良美智と岡本太郎が名を連ねており、会期中には奈良がディレクションを務める音楽祭が開催されるほか、岡本が手掛けたアルミ合金の高さ10メートル重さ7トンにもおよぶ大暖炉作品『河神』と、その対になる作品である高さ8.5メートル重さ5トンのブロンズ製の大暖炉『森の神話』も見学できる。

同イベントのアーティスティックディレクターを務める藤浩志は「これまで社会的に価値を認められていなかった意識の中に、次の時代を超えて生きるための多くの可能性が潜んでいる。そんなことを深め考えようとしている人々の態度と出会ってほしい。そんな芸術祭であってほしい」と思いを語っている。

イベント情報

『十和田奥入瀬芸術祭「SURVIVE」』

2013年9月21日(土)~11月24日(日)
第1会場:青森県 十和田市現代美術館 ほか
第2会場:青森県 水産保養所(旧湯治の宿おいらせ)、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル、奥入瀬渓流館、十和田湖遊覧船 ほか
時間:第1会場9:00~17:00、第2会場10:00~16:00(共に入場は閉場の30分前まで)
アーティスティックディレクター:藤浩志
キュレーター:小澤慶介、服部浩之
エディトリアルディレクション:影山裕樹
アートディレクション:加藤賢策
特別参加作家:
奈良美智
岡本太郎
展覧会参加作家:
梅田哲也
contactGonzo
志賀理江子
ラグナル・キャルタンソン
マーカス・コーツ
柴田健治
志村信裕
高山明(Port B)
武田慎平
mamoru
宮永愛子
山本修路
ものがたり集参加作家:
石田千
小野正嗣
小林エリカ
管啓次郎
畠山直哉
料金:セット券2,000円予定(会場別のチケットも販売予定)
※高校生以下無料

(画像上から:十和田湖 photo by Kuniya Oyamada、十和田市現代美術館 photo by Wakaki Michio、岡本太郎『森の神話』(星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル)、宮永愛子『soramimimisora (hearing things) 』2005 Ceramic, glaze, mixed media Sound installation Photo:HATAKEYAMA Takashi ©MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery、奥入瀬 photo by Kuniya Oyamada)

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