紙の特性を生かした作品に焦点を当てた展示『PAPER ―紙と私の新しいかたち― 展』が、7月20日から東京・目黒区美術館で開催される。
同展では、情報化により紙の役割や取り巻く状況が変化している現代において、造形表現の素材として紙の魅力が引き出された作品に着目。それらの作品を通して、紙のあり方や紙と人の関係性のヒントを見いだすことを目的としている。
参加作家は、キギの植原亮輔と渡邉良重、アーティストの鈴木康広、トラフ建築設計事務所(鈴野浩一、禿真哉)、建築家・デザイナーの寺田尚樹、DRILL DESIGN(林裕輔、安西葉子)、アーティストの西村優子の6組。キギのインスタレーション作品『時間の標本』や、鈴木の『キャベツの器』、トラフ建築設計事務所の『空気の器』を用いたインスタレーション作品などが展示される予定。
また同展の会期中には、トークイベントや、紙を題材にしたワークショップ『PAPER+』が開催されるほか、紙の加工や特殊印刷を行う工場が制作した製品を直売するショップが期間限定でオープンする。イベントの申し込み方法など詳細はオフィシャルサイトで確認しよう。
イベント情報
『PAPER ―紙と私の新しいかたち― 展』
2013年7月20日(土)~9月8日(日)
会場:東京都 目黒区美術館
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
出展作家:
植原亮輔と渡邉良重(キギ)
鈴木康広
寺田尚樹
トラフ建築設計事務所(鈴野浩一、禿真哉)
DRILL DESIGN(林裕輔、安西葉子)
西村優子
休館日:月曜
料金:一般600円 大高生・65歳以上450円
※小中学生は無料
クロストーク
『紙にまつわるうすっぺら~い話』
2013年7月21日(日)15:30~17:00
場所:東京都 目黒区美術館 ワークショップ室
出演:
寺田尚樹
トラフ建築設計事務所
DRILL DESIGN
進行:萩原修(デザインディレクター)
定員:70名(要事前申込、先着順)
料金:500円(別途当日の観覧券が必要)
(画像上から:鈴木康広『キャベツの器』 2004 年 / photo: Amana Co.,Ltd. / created for“TAKEO PAPER SHOW 2004: HAPTIC” exhibition (2004)、植原亮輔と渡邉良重『時間の標本』 2007年、寺田尚樹『テラダモケイ 1/100建築用添景セットNo.26 カフェテリア編』 / photo: Kenji Masunaga、トラフ建築設計事務所『空気の器』 / Photo: Fuminari Yoshitsugu、DRILL DESIGN『geografia 地軸23.4度 [マテリアル] 組立式地球儀』 2010年 / Photo: Ryokan Abe)