アニメーション背景美術作家・山本二三の作品世界を紐解く書籍『山本二三 風景を描く』が、本日7月27日に刊行された。
宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』『もののけ姫』、高畑勲監督の『火垂るの墓』、細田守監督の『時をかける少女』などで美術監督を務めたほか、『千と千尋の神隠し』『耳をすませば』など、数々の作品で背景を手掛けてきた山本二三。
同書では、約半年間の取材を通して、アニメーションの背景美術に革命を起こしたとも言われる山本のリアルな風景描写がどのように生まれるのかを解説。雲や木、水などの描き方や演出テクニック紹介や山本のインタビューなども掲載されるほか、付録として着彩に挑戦できる山本の下絵も付属する。
(画像:『美術出版ライブラリー 技法編「山本二三 風景を描く」』表紙)