浮世絵の普遍的な魅力を約600点の作品から紹介する『浮世絵 Floating World』

浮世絵の魅力に迫る展覧会『浮世絵 Floating World―珠玉の斎藤コレクション』が、9月8日まで東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催されている。

興味の赴くままに最先端の風俗や事象を捉え、江戸に暮らす人々だけでなく、19世紀の欧米や現代の人々も魅了する浮世絵。その誕生から爛熟までを3会期構成で紹介する同展では、斎藤文夫(川崎・砂子の里資料館長)の膨大な浮世絵コレクションから選りすぐった作品を展示すると共に、浮世絵の影響を受けたヨーロッパ近代版画作品を対比させ、時代や地域を超えた浮世絵の普遍的な魅力を紐解いていく。

現在開催中の第2期は「北斎・広重の登場―ツーリズムの発展」と題し、旅や行楽に関心が高まった時代に発展した「名所絵」を中心に紹介。葛飾北斎や歌川広重らをはじめとする人気絵師たちの作品が見られる。8月13日から開催される第3期は「うつりゆく江戸から東京―ジャーナリスティック、ノスタルジックな視線」と題し、江戸幕末期、そして文明開化の影響から急激に変化していった東京や横浜の風俗、風物姿を描いた浮世絵を紹介する。


イベント情報

『浮世絵 Floating World―珠玉の斎藤コレクション』

2013年6月22日(土)~9月8日(日)

第1期「浮世絵の黄金期―江戸のグラビア」
2013年6月22日(土)~7月15日(月・祝)

第2期「北斎・広重の登場―ツーリズムの発展」
2013年7月17日(水)~8月11日(日)

第3期「うつりゆく江戸から東京―ジャーナリスティック、ノスタルジックな視点」
2013年8月13日(火)~9月8日(日)

会場:東京都 丸の内 三菱一号館美術館
時間:木、金、土曜10:00~20:00、火、水、日曜、祝日10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(ただし祝日の場合は翌火曜休館、9月2日は18:00まで開館)

(画像上から:初代歌川広重『東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪』(第2期展示作品)、三代目歌川広重『東京名所之内京橋通リ之真景』(第3期展示作品)、喜多川歌麿『当時全盛美人揃』玉屋内 小紫(第1期展示作品)、歌川国芳『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』(第2期展示作品)、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック『ムーラン・ルージュのイギリス人』三菱一号館美術館蔵)

  • HOME
  • Art,Design
  • 浮世絵の普遍的な魅力を約600点の作品から紹介する『浮世絵 Floating World』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて