宮崎駿監督が、現在公開中の映画『風立ちぬ』を最後に引退することが発表された。
これは現在開催中の『第70回ヴェネチア国際映画祭』公式会見で、スタジオジブリ代表取締役社長の星野康二から現地時間9月1日に発表されたもの。同会見では、「世界に大変友人の多い宮崎駿に関しての発表をこの場でさせて頂きます。『風立ちぬ』を最後に、宮崎駿監督は引退することを決めました」と発表された。宮崎監督本人による記者会見は、今週に東京で開催される予定。
宮崎駿監督は1941年生まれ、東京出身。1997年公開の『もののけ姫』制作後に引退を発表したが、その後撤回。2008年公開の『崖の上のポニョ』制作時にも長編作品制作からの引退を示唆していたが、再度撤回して『風立ちぬ』を制作していた。
(画像上:『風立ちぬ』 ©2013 二馬力・GNDHDDTK、画像下:『第70回ヴェネチア国際映画祭』公式会見にのぞむスタジオジブリの星野康二代表取締役社長と、『風立ちぬ』でヒロイン・菜穂子の声を演じた瀧本美織)