三谷幸喜が作・演出を手掛ける『国民の映画』の再演が、2014年2月から東京・渋谷のパルコ劇場で上演される。
『第19回読売演劇大賞』最優秀作品賞を受賞した同作は、本公演スタート直後に東日本大震災に見舞われながらも、三谷やキャスト、スタッフらの「こういう時だからこそ、劇場のあかりをともさなければならない」という想いから公演を続行したという逸話のある作品。1940年代のベルリンを舞台に、ヒトラー内閣が設立した宣伝省の初代大臣パウル・ゲッベルスと、映画人たちの間で繰り広げられるドラマが描かれる。
今回の再演では、前作に引き続きゲッペルス役を演じる小日向文世、ヒムラー役を演じる段田安則らがキャストに名を連ねているほか、新たにゲーリング役の渡辺徹、新進女優エルザ役の秋元才加がキャスティングされている。
秋元は同作について「最初にこのお話を頂いた時、『え、あの三谷幸喜さんの作品ですか?』と驚いてしまいました。三谷幸喜さんの作品にこんなに早く出演させて頂けるなんて。AKB48を卒業して、最初の舞台が三谷幸喜作品という事でいいスタートを切れる様に精一杯努力していくつもりです!共演者の皆様にがむしゃらに食らいつきながらも、沢山学ばせて頂きたいと思います!応援よろしくお願いします」とコメントしている。
東京公演のチケット一般発売は12月上旬から開始予定。また、大阪、愛知、宮城、博多での公演も予定されている。
イベント情報
『国民の映画』
作・演出:三谷幸喜
出演:
小日向文世
段田安則
渡辺徹
吉田羊
シルビア・グラブ
新妻聖子
今井朋彦
小林隆
平岳大
秋元才加
小林勝也
風間杜夫
東京公演
2014年2月
会場:東京都 渋谷 パルコ劇場
料金:9,000円
※大阪、愛知、宮城、博多公演も予定
大阪公演
2014年3月12日(水)~3月16日(日)
会場:大阪府 森ノ宮ピロティホール
名古屋公演
2014年3月20日(木)~3月23日(日)
会場:愛知県 刈谷市総合文化センター
博多公演
2014年4月4日(金)~4月6日(日)
会場:福岡県 福岡市民会館
(画像上:秋元才加、画像下:渡辺徹)