ピーター・ブルックが最小限の舞台装置と俳優の言葉と肉体で創作する『ザ・スーツ』

イギリスの演出家・演劇プロデューサーのピーター・ブルックによる舞台『ザ・スーツ』が、11月6日から東京・渋谷のパルコ劇場で上演される。

最小限の舞台装置と俳優の言葉、肉体によってイマジネーション豊かな劇空間を生み出すピーター・ブルック。日本では1973年の『真夏の夜の夢』を皮切りに、上演時間9時間の大作『マハーバーラタ』や『カルメンの悲劇』などの来日公演が行われており、国内外で高い評価を得ている。

今回上演される『ザ・スーツ』は、1999年に初演された作品を2012年にフランスのブッフ・デュ・ノール劇場で『魔笛』のクリエイションチームと共に新たに創作した新作となり、これまでに10か国21都市で上演されている。1950年代の南アフリカを舞台にしたとある夫婦の「スーツ」を巡る物語から、社会における女性の居場所、社会の中での立ち振る舞いなど、様々なテーマを描き出した作品だ。

ピーター・ブルックは同作について「劇場において、そのままの姿で存在し続けるものは何ひとつない。使い古されるだけのテーマもあるが、長い時を経て蘇るテーマもあるのだ」とコメントしている。チケットは現在一般発売中。


イベント情報

パルコ劇場40周年記念公演
『ザ・スーツ』

2013年11月6日 (水) ~11月17日 (日) 全15公演
会場:東京都 渋谷 パルコ劇場
演出・翻案:ピーター・ブルック
原作:
キャン・センバ
モトビ・マトローツ
バーニー・サイモン
演出・翻案・音楽:
ピーター・ブルック
マリー=エレーヌ・エティエンヌ
フランク・クラウクチェック
料金:8,400円 U-25チケット4,500円

(画像:『ザ・スーツ』より ©Johan Persson)

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