フィレンツェとトスカーナに焦点をあてたイタリア絵画展『フィレンツェ ピッティ宮近代美術館コレクション トスカーナと近代絵画 もうひとつのルネサンス』が、11月10日まで東京・新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている。
ルネサンス芸術の発祥地として知られるほか、19世紀から20世紀にかけても重要な芸術活動の拠点となったトスカーナ州とその州都であるフィレンツェ。同展では、メディチ家をはじめとするフィレンツェの歴代統治者の住居に開設されたピッティ宮近代美術館が収蔵する作品群が展示されている。
会場は4章から構成され、1章では19世紀前半からイタリア統一期までのトスカーナの美術を概観し、2章ではリソルジメントが生んだフィレンツェの美術運動「マッキアイオーリ」の革新的な作品群を紹介。3章では19世紀末から20世紀のトスカーナ絵画、4章ではジョルジョ・デ・キリコ、フィリッポ・デ・ピシスら20世紀イタリアの主な画家を紹介する。
また、会期中にはギャラリートークや参加型の作品鑑賞会も開催。参加方法はオフィシャルサイトで確認しよう。
イベント情報
『フィレンツェ ピッティ宮近代美術館コレクション トスカーナと近代絵画 もうひとつのルネサンス』
2013年9月7日(土)~11月10日(日)
会場:東京都 新宿 損保ジャパン東郷青児美術館
時間:10:00~18:00、金曜10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(ただし9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)
料金:
当日 一般1,000円 大・高校生600円 シルバー(65歳以上)800円
前売 一般800円 大・高校生500円
※障がい者、中学生以下無料
※10月1日は無料観覧日
ギャラリートーク
2013年9月14日(土)13:30~
2013年9月20日(金)17:30~
会場:東京都 新宿 損保ジャパン東郷青児美術館
料金:無料(同展観覧料のみ)
※当日参加自由
『ギャラリー★で★トーク・アート』
2013年10月21日(月)10:00~
会場:東京都 新宿 損保ジャパン東郷青児美術館
定員:20名程度
料金:800円
(画像上から:ジョヴァンニ・ファットーリ『従姉妹アルジアの肖像』1858-1860年頃油彩・厚紙 © Galleria d'arte moderna di Palazzo Pitti、ジュゼッペ・ベッツォーリ『自画像』1818年頃油彩・キャンヴァス © Galleria d'arte moderna di Palazzo Pitti、アントニオ・フォンタネージ『サンタ・トリニタ橋付近のアルノ川』 1867年油彩・キャンヴァス © Galleria d'arte moderna di Palazzo Pitti、テレマコ・シニョリーニ『少年の頭部』油彩・板 © Galleria d'arte moderna di Palazzo Pitti、ラファエッロ・セルネージ『麦打ち場』1865年油彩・キャンヴァス © Galleria d'arte moderna di Palazzo Pitti)