近代日本画壇を代表する日本画家・横山大観が、明治から昭和初期にかけて手掛けた作品と大観芸術の魅力に迫る展覧会『横山大観展―良き師、良き友』が、10月5日から神奈川・横浜美術館で開催される。
師である思想家・岡倉天心から東京美術学校で教育を受け、大正期を共に歩んだ、今村紫紅、後に放菴と名を改める小杉未醒、小川芋銭、冨田溪仙との交流から、作風を飛躍的に発展させた横山大観。天心が没した後には、日本美術院再興の先頭に立ちながら、没線彩画の描絵手法である朦朧体を脱した東洋趣味の水墨表現、大胆な色彩表現や構図、形態のデフォルメなどに取り組んだことで、伸びやかな明るさを持つ作品を生み出した。
同展では、大観にとって良き師であった天心と、大観の作品に影響を与えた友人たちとの交流を読み解きながら、約140件の作品を紹介する。
イベント情報
『横山大観展―良き師、良き友』
2013年10月5日(土)~11月24日(日)
前期:2013年10月5日(土)~10月30日(水)
後期:2013年11月1日(金)~11月24日(日)
※会期中に展示替えがあります
会場:神奈川県 横浜美術館
時間:10:00~18:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜
料金:
当日 一般1,400円 大学・高校生1,100円 中学生500円
前売 一般1,200円 大学・高校生900円 中学生300円
(画像:『横山大観展―良き師、良き友』チラシ)