ドイツ女性翻訳家の数奇な半生を静謐に描くドキュメンタリー、岸本佐知子のトークも

ある女性翻訳家の半生を捉えたドキュメンタリー映画『ドストエフスキーと愛に生きる』が、2月22日から東京・渋谷のアップリンク、シネマート六本木ほか全国で順次公開される。

同作では、ロシアの文豪ドストエフスキーの作品を翻訳し続けたドイツの翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤーの半生を追った作品。1923年にウクライナ・キエフで生まれ、スターリン政権下で少女時代を過ごし、ナチス占領下でドイツ軍の通訳として激動の時代を生き抜いた彼女がドストエフスキー作品を翻訳し続けた理由や、一切の妥協を許さない仕事から紡がれる美しい言葉、ドイツでの静かな日常風景などを通じて、1人の女性の数奇な人生を描き出す。

なお、翻訳家・岸本佐知子によるトークショーが、3月2日に東京・渋谷のアップリンクで開催。参加予約はアップリンクのオフィシャルサイトで受付中だ。

作品情報

『ドストエフスキーと愛に生きる』

2014年2月22日(土)からアップリンク、シネマート六本木ほか全国で順次公開
監督・脚本:ヴァディム・イェンドレイコ
出演:
スヴェトラーナ・ガイヤー
アンナ・ゲッテ
ハンナ・ハーゲン
ユルゲン・クロ
配給:アップリンク

イベント情報

『「ドストエフスキーと愛に生きる」×文芸フェスサテライトイベント ~翻訳家のドキュメンタリーを通して考える、翻訳の魅力と難しさ、物語を伝えるという事~』

2014年3月2日(日)12:45の回『ドストエフスキーと愛に生きる』上映後
会場:東京都 渋谷 アップリンク
出演:岸本佐知子(翻訳家)
料金:1,600円

(画像:『ドストエフスキーと愛に生きる』)

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