「ビートニク」にスポットを当てる特集上映『ビートニク映画祭』が、3月22日から東京・オーディトリウム渋谷で開催される。
アメリカのヒッピーカルチャーやアンダーグラウンドシーンと結びつき、後世に多大な影響を残したビートニク。同上映会では、小説『路上』で知られ、ビートジェネレーションの代表作家の1人であるジャック・ケルアックに焦点をあてた映画『ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート』が日本で初めて公開される。同作はケルアックの人生をドラマ化したパートと、ケルアック本人の映像、さらにアレン・ギンズバーグやウィリアム・バロウズなどの証言から再構成されたドキュメンタリードラマ作品だ。
また、コンラッド・ルークス監督がアルコールやドラッグ中毒者の幻想世界を描いた『チャパクア』とヘルマン・ヘッセ原作の『シッダールタ』の2作品が上映されるほか、写真家のロバート・フランクがメガホンをとり、トム・ウェイツやドクター・ジョン、ジョー・ストラマーらが出演したロードムービー『キャンディ・マウンテン』、バロウズ原作のデヴィッド・クローネンバーグ監督作品『裸のランチ』、1960年代のボブ・ディランを映した『ドント・ルック・バック』など7作品がラインナップされている。上映スケジュールは後日発表される。
イベント情報
『ビートニク映画祭』
2014年3月22日(土)~3月28日(金)
会場:東京都 渋谷 オーディトリウム渋谷
上映作品:
『ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート』(監督:ジョン・アントネッリ)
『チャパクア』(監督・脚本:コンラッド・ルークス)
『シッダールタ』(監督・脚本:コンラッド・ルークス)
『キャンディ・マウンテン』(監督:監督:ロバート・フランク、ルディ・ワーリッツァー)
『裸のランチ』(監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ)
『ドント・ルック・バック』(監督:D・A・ペネベイカー)
『スウィンギング・ロンドン1&2』(監督:ピーター・ホワイトヘッド)
料金:一般1,400円 前売1回券1,200円 前売3回券3,000円
(画像:『ジャック・ケルアック/キング・オブ・ザ・ビート』)