日本のインディペンデント映画に焦点をあてる書籍『映画はどこにある――インディペンデント映画の新しい波』が、2月1日に刊行された。
同書では、監督をはじめとする撮影や録音などの現場スタッフ、プロデューサーや映画配給まで、小規模なチーム編成で自律的な方法論を駆使した作品を発表している日本のインディペンデント映画シーンに注目。監督やスタッフ、劇場関係者たちの証言を通じて、その考え方や生き方などを浮き彫りにすると共に、日本映画の現状や今後の展望、さらに「作りながら生きていくこと」を提示する。
執筆者および取り上げられている映画関係者には、富田克也、相澤虎之助、深田晃司、山崎樹一郎、真利子哲也、濱口竜介、三宅唱、山戸結希、松林要樹、木村文洋、リム・カーワイ、柴田剛が名を連ねているほか、オーディトリウム渋谷、ユーロスペース、ポレポレ東中野、K's cinema、名古屋シネマテーク、シネマスコーレ、第七藝術劇場、シネ・ヌーヴォ、横川シネマ、シネマルナティックなどの劇場関係者も登場する。編集は寺岡裕治と森宗厚子、ブックデザインは戸塚泰雄(nu)が担当。装画には横山裕一の作品が使用されている。
(画像:『映画はどこにある――インディペンデント映画の新しい波』表紙)