辻仁成が作・演出を手掛ける舞台『海峡の光』が、4月11日から東京・大手町のよみうり大手町ホールで上演される。
1996年に発表された辻の小説『海峡の光』は、『第116回芥川龍之介賞』を受賞した作品。刑務所の看守になったいじめられっ子と受刑者になったいじめっ子が18年ぶりに函館刑務所で偶然再会するという物語を通じて、心に潜む闇や人生の暗部を描いた辻の代表作だ。
辻自らが脚本と演出を務める舞台版では、模範的な態度を取る元いじめっ子の受刑者・花井役に中村獅童、少年時代に花井から残酷ないじめを受けたため疑念を抱きながら監視する斉藤役に片桐仁がキャスティングされている。音楽はSUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)が担当。
なお、会場のよみうり大手町ホールは、3月末に東京・大手町の読売新聞新社屋内に開場する多目的ホール。同作はこけら落としにあたるオープニングシリーズの演劇公演第1弾となる。チケットは現在発売中。
イベント情報
『海峡の光』
2014年4月11日(金)~4月29日(火・祝)全20公演
会場:東京都 大手町 よみうり大手町ホール
脚本・演出:辻仁成
原作:辻仁成『海峡の光』(新潮社)
音楽:SUGIZO
出演:
中村獅童
片桐仁
ほか
料金:7,800円
(画像上:中村獅童、画像下:辻仁成 ©宮本敏明)