写真家・沢渡朔の展覧会『雨』が、3月1日から東京・中目黒のImpossible Project Spaceで開催される。
1940年生まれの沢渡朔は、1973年に発表した2つのシリーズ『NADIA』と『少女アリス』により高い評価を受け、以来50年以上にわたって独自のスタイルを貫き活動してきた。女優や男優、モデルなどのポートレートを撮影していることでも知られており、そのコラボレーションワークの結果として写真集を多く発表している。
沢渡の最新作シリーズ『雨』を展示する同展では、IMPOSSIBLE製のデバイスINSTANT LABを用い、インスタントフィルムにデジタル化した画像を焼き付けることで、独特のニュアンスをもった作品群を紹介する。
なお、インスタントフィルムをはじめとするアナログフィルム写真の普及活動の一環として2010年にオープンし、多くの写真展を開催してきたImpossible Project Spaceは、同展の会期終了をもって一度クローズとなる。今後は、より多くの人々の生活にインスタントフィルムが浸透することを目指し、移転も視野に入れながら活動の領域を広げていくという。
イベント情報
沢渡朔 『雨』
2014年3月1日(土)~3月23日(日)12:00~19:00
会場:東京都 中目黒 Impossible Project Space
休廊日:月曜
料金:無料
レセプション
2014年3月7日(金)19:00~21:00
会場:東京都 中目黒 Impossible Project Space
(画像:沢渡朔作品 ©Hajime Sawatari)