公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会・JAGDAが選出する『第16回亀倉雄策賞』『JAGDA賞2014』『JAGDA新人賞2014』が発表された。
同賞は、年鑑『Graphic Design in Japan 2014』掲載作品として応募された約2,400作品の中から選考委員によって選出されるもの。
応募作品の中から最も優れた作品とその制作者に贈られる『第16回亀倉雄策賞』は、葛西薫の平和希求キャンペーンポスター『ヒロシマ・アピールズ』が受賞。各カテゴリーの高得票作品を対象にした『JAGDA賞 2014』には、植原亮輔が手掛けたEvery Little Thingのツアーグッズ、原研哉の『HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION』、菊地敦己によるインタラクティブデザイン『Creation Is Free. Production Needs Fee.』など10作品が入選。若手デザイナーをクローズアップする『JAGDA新人賞2014』には、大原大次郎、鎌田順也、原野賢太郎の3人が選出された。
なお、入選作品を収録した年鑑は、編集長を服部一成、ブックデザインを菊地敦己が担当しており、6月に発行予定だ。
詳細情報
『第16回亀倉雄策賞』受賞作
・ポスター『ヒロシマ・アピールズ』葛西薫
『JAGDA賞2014』受賞作
・ポスター『ヒロシマ・アピールズ』葛西薫
・ジェネラルグラフィック『Every Little Thing ON' N' ON』植原亮輔
・VI『まいどや』石川竜太
・ブックデザイン『建築を考える〔特装版〕』葛西薫
・パッケージ『越後亀紺屋 藤岡染工場』石川竜太
・新聞広告『森の彫刻』池澤樹
・環境・空間『HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION』原研哉
・インタラクティブデザイン『Creation Is Free. Production Needs Fee.』菊地敦己
・映像『ake-vono』吉野耕平
・複合『21_21 DESIGN SIGHT デザインあ展』佐藤卓
『JAGDA新人賞2014』受賞者
・大原大次郎
・鎌田順也
・原野賢太郎
(画像上から:葛西薫作品 平和希求キャンペーンポスター『ヒロシマ・アピールズ』、植原亮輔『Every Little Thing ON’N’ON』、原研哉 新産業ビジョン展の空間構成『HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION』、大原大次郎作品 デザイナーと写真家のコラボレーション展『稜線展』のグラフィック・作品、原野賢太郎作品 劇団の公演ポスター『レインボーレイン 「小鳥たちの贈り物」』)