池田亮司の新作インスタレーション『supersymmetry』が、4月2日から山口・山口情報芸術センター[YCAM]で展示される。
パリを拠点に活動する池田亮司は、音響メディアと視覚メディアの領域を横断し、国内外でライブパフォーマンスやインスタレーションを発表している。『supersymmetry』は、2004年に制作したオーディオ・ヴィジュアル作品『C⁴I』、2008年の『test pattern [nº1]』に続く、山口情報芸術センター[YCAM]委嘱作品のシリーズ第3弾となる。
同作は、量子力学や量子情報理論を美学的な視点から解釈し、データ観測表現の限界に迫るという構想を展開したもの。フランス・パリで開催された芸術祭『フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ2012』の一環で、国立ポンピドゥーセンターで初演されたパフォーマンス『superposition』をインスタレーションとしてアップデートした作品となる。山口情報芸術センター[YCAM]での滞在制作を経て初公開された後は、フランスを皮切りに世界を巡回するという。
また関連イベントとして、4月19日には昨年5年ぶりに池田がリリースしたアルバム『supercodex』のライブセットが行われる。同ライブは、昨年11月に東京で初披露されて以来のパフォーマンス。チケットは現在発売中だ。
イベント情報
池田亮司 『supersymmetry』
2014年4月2日(水)~6月1日(日)
会場:山口県 山口情報芸術センター[YCAM] スタジオA、B
時間:10:00~19:00
休館日:火曜(祝日の場合は翌日)
料金:無料
ライブパフォーマンス
『supercodex [live set]』
2014年4月19日(土)OPEN 19:30 / START 20:00
会場:山口県 山口情報芸術センター[YCAM] ホワイエ
料金:
前売 一般2,000円 any会員・特別割引1,500円 25歳以下1,300円
当日 2,500円
※特別割引は65歳以上、障がい者および同行の介護者1名が対象
ギャラリーツアー
2014年4月12日(土)、4月26日(土)、5月10日(土)、5月24日(土)各回14:00~
(画像:参考画像 Ryoji Ikeda 『superposition』 Oct. 25-26, 2013, KYOTO EXPERIMENT 2013, photo: Kazuo Fukunaga courtesy: Kyoto Experiment)