写真家ロバート・キャパの展覧会『101年目のロバート・キャパ - 誰もがボブに憧れた』が、3月22日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。
1913年に生まれ、20世紀前半には世界中で各地の戦争や人々の暮らしをカメラに収めたロバート・キャパ。40年の生涯の中でスペイン戦争など5つの戦場を取材し、命がけで撮影した報道写真で知られる一方で、約7万点と言われる作品の中には、戦渦に生きる一般市民や友人、恋人たちの姿を捉えたものも多く存在する。
同展では、東京富士美術館のコレクションを中心に、キャパが戦場以外で同時代を生きる人々への共感や友人たちへの想いから撮影した作品を数多く展示するほか、キャパが戦場で地雷を踏んで死亡する間際まで使用していたカメラなども特別展示。ユーモアや生きる喜びに溢れた作品群を通して、戦場カメラマンとしてのキャパではなく、「ボブ」の愛称で親しまれた等身大のキャパを紹介するとともに、キャパ自身の人間性にも焦点を当てた展覧会になるという。
イベント情報
『101年目のロバート・キャパ - 誰もがボブに憧れた』
2014年3月22日(土)~5月11日(日)
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館 地下1階展示室
時間:10:00~18:00(木・金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜、5月7日(ただし4月28日、5月5日は開館)
料金:一般1,100円 学生900円 中高生・65歳以上700円
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
(画像上:前線に向かう前に、女性に別れを告げる共和国軍の兵士 スペイン、バルセロナ 1936年8月 東京富士美術館蔵 ©International Center of Photography / Magnum Photos、画像中:空襲警報が鳴り響く中、防空壕へと急ぐ女性 スペイン、バルセロナ 1939年1月 東京富士美術館蔵 ©International Center of Photography / Magnum Photos、画像下:ロバート・キャパ 1951年 ルース・オーキン撮影 東京富士美術館蔵 ©International Center of Photography / Magnum Photos)