映像作家・映画監督のスティーヴ・マックィーンの個展が、4月26日から東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催される。
3月に日本公開された最新監督作『それでも夜は明ける』で、『第86回アカデミー賞』の作品賞を含む計3部門を受賞したスティーヴ・マックィーン。映画制作を開始する以前から映像作家として活動しており、大学在籍時から数々の個展やグループ展に参加している。
極限まで無駄を省いた手法で制作され、見る者に幾通りもの解釈を委ねるマックィーンの作品。自身の身体を注意深く観察して着想を得たものや、特定の歴史的事実に対する意見を反映させたものも見られ、これまでにイギリス・ロンドンのテート・ギャラリー、アメリカのニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、パリのポンピドゥーセンターなどが作品を収蔵しているほか、1999年にはターナー賞を受賞している。
今回の展覧会では、エスパス ルイ・ヴィトン東京の協力のもとで制作された作品を世界初公開。これまでの作品に比べて、抽象的な特徴をもつ作品は、独特の世界観や映像美を通して鑑賞者の感覚に訴え、新たな自己の発見に誘うという。
イベント情報
スティーヴ・マックィーン展
2014年4月26日(土)~8月17日(日)
会場:東京都 表参道 エスパス ルイ・ヴィトン東京
時間:12:00~20:00
休館日:不定休
料金:無料
(画像上:『スティーヴ・マックィーン展』メインビジュアル Graphic by ©Hideki Inaba, 2014、画像下:スティーヴ・マックィーン Photo credit: Thierry Bal)