12月に全国東宝系で公開が予定されている石井裕也監督の新作映画『バンクーバーの朝日』から場面写真が公開された。
場面写真では、日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」の選手を演じる妻夫木聡、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮が並んで歩く姿に加え、栃木・足利に再現された戦前のカナダ・バンクーバーに実在した野球場や当時の白人街の街並みを見ることができる。
『バンクーバーの朝日』は、戦前のバンクーバーに実在した野球チーム「バンクーバー朝日」を題材にした作品。差別や貧困と戦いながらフェアプレーの精神を貫き、日系移民のみならず白人社会からも称賛と人気を獲得した同チームの姿を通じて、当時カナダに移り住んだ人々の生活を描く。主演を妻夫木が務め、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、佐藤浩市らが脇を固める。監督は『舟を編む』などで知られ、妻夫木主演の新作映画『ぼくたちの家族』の公開も控えている石井裕也。脚本は『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』などを手掛けた奥寺佐渡子が手掛けている。
妻夫木聡のコメント
生きるために何かをすることが必要だった時代。その日一日を生きるのに必死だった人達の姿を野球を通じて描いていければいいなと思っています。
亀梨和也のコメント
何日も続けて野球の撮影をしていると、この街が本当に存在していて、グラウンドから出たらそれぞれの家に本当に帰るんじゃないかなぁと思えるぐらい入り込みやすい環境の中で演じさせてもらっています。
勝地涼のコメント
合宿したり、朝撮影する前にみんなでキャッチボールしたり走ったりを重ねていくうちに一緒にいるのが当たり前になっていて、とても良い感じです。
上地雄輔のコメント
年齢もバラバラで最初はぎこちなかったですが、野球って距離感を縮められるスポーツなので、何回も練習したり、キャッチボールしたり、会話したりしていくうちにどんどん距離も縮まっていいチームになってきています。
池松壮亮のコメント
石井監督は誰よりも信じられる人。日本人の守るべきものや美意識などを、石井節炸裂の石井さんらしい映画にするんじゃないかと思っています。
作品情報
『バンクーバーの朝日』
2014年12月全国東宝系にてロードショー
監督:石井裕也
脚本:奥寺佐渡子
出演:
妻夫木聡
亀梨和也
勝地涼
上地雄輔
池松壮亮
佐藤浩市
配給:東宝
(画像:映画『バンクーバーの朝日』より)