子どもをモデルにした絵画の展覧会『こども展 名画にみるこどもと画家の絆』が、4月19日から東京・六本木の森アーツセンターギャラリー、7月19日から大阪・大阪市立美術館で開催される。
同展は、2009年11月からフランス・パリのオランジュリー美術館で開催された展覧会『Les enfants modeles』を日本向けに再構成したもの。「描く側」の大人と「描かれる側」の子どもたちの想いや関係性をテーマに、画家が自身の子どもや身近な子どもを描いた作品を中心に展示する。
出展作家は、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー、アンリ・ルソー、クロード・モネ、ベルト・モリゾ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌ、モーリス・ドニ、パブロ・ピカソ、レオナール・フジタら48人。ドニが三男・フランソワを描いた日本初公開の作品『トランペットを吹くアコ』や、ルソーが生涯で描いたと確認されている4枚の子どもの絵のうちの1枚『人形を抱く子ども』、社会人類学者クロード・レヴィ=ストロースの4歳の頃を描いた父レイモン・レヴィ=ストロースの作品などの展示も見どころのひとつだ。
イベント情報
『こども展 名画にみるこどもと画家の絆』
東京会場
2014年4月19日(土)~6月29日(日)
会場:東京都 六本木 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで、4月29日と5月6日を除く火曜は17:00まで)
料金:一般1,500円 大学生1,200円 中高生800円
※小学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名までは入館料の半額
大阪会場
2014年7月19日(土)~10月13日(月・祝)
会場:大阪府 大阪市立美術館
時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)
料金:一般1,500円 大・高校生1,000円
※中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方(要証明)は無料
(画像:アンリ・ルソー『人形を抱く子ども』1904-05年頃 オランジュリー美術館 ©RMN-Grand Palais (musée de l'Orangerie) / Franck Raux / distributed by AMF – DNPartcom、レイモン・レヴィ=ストロース『子どものクロード・レヴィ=ストロース、あるいは木馬の三輪車にまたがる子どものクロード・レヴィ=ストロース』1912年 プティ・パレ美術館 ©Petit Palais / Roger-Viollet Courtesy of Monique Lévi-Strauss、ピエール=オーギュスト・ルノワール『ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども』1887年 オルセー美術館 ©RMN-Grand Palais(musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski / distributed by AMF – DNPartcom、モーリス・ドニ『トランペットを吹くアコ』1919年 個人蔵 © Archives du catalogue raisonné MD
Photo: Olivier Goulet)