北海道・芦別を舞台にした大林宣彦監督の新作映画『野のなななのか』が、5月10日から北海道内で先行公開されるほか、5月17日から東京・有楽町スバル座で公開される。
『野のなななのか』は、ある老人の死をきっかけに明らかになっていく過去と共に、戦争末期における樺太で起きたソ連軍侵攻の歴史を紐解きながら「平和」や「生きる事」について語りかける作品。2012年に公開された『この空の花 長岡花火物語』の姉妹編ともいえる内容になっているという。なお、タイトルの「なななのか」は四十九日を意味する。
大往生を遂げた風変わりな古物商を営む元病院長・鈴木光男役を品川徹、光男の死後に現れる謎の女・清水信子役を常盤貴子が演じるほか、キャストには、村田雄浩、松重豊、柴山智加、山崎紘菜らが名を連ねている。さらに、音楽を担当するパスカルズが劇中にも「野の音楽隊」として登場。パスカルズの全メンバーが揃って映画に出演するのは初めてとのこと。
作品情報
『野のなななのか』
2014年5月10日(土)から北海道内先行ロードショー、5月17日(土)から有楽町スバル座ほかにて公開
監督・脚本:大林宣彦
原作:長谷川孝治『なななのか』
音楽:パスカルズ
出演:
品川徹
常盤貴子
村田雄浩
松重豊
柴山智加
山崎紘菜
窪塚俊介
寺島咲
安達祐実
左時枝
伊藤孝雄
配給:PSC、TMエンタテインメント
(画像:©2014 芦別映画製作委員会/PSC)