「秘密基地」のあり方を紹介する書籍『大人が作る秘密基地』が、4月18日に刊行される。
著者は、『秘密基地の作り方』の編集や2013年の『十和田奥入瀬芸術祭』のエディトリアルディレクションで知られる影山裕樹。自身で取材した18の秘密基地を、「セルフビルド」「廃墟・屋外」「ツリーハウス」「たまり場」など7つのカテゴリに分類し、手作りの2階建てキャンピングカーや、秘境の温泉、元養鶏場のスタジオ、東日本大震災後のがれきを組み立てて作られた資料館、古民家を改装したシェアオフィスなど、目的に沿った価値を生み出しながら人々が繋がる場として機能しているスペースを紹介している。
さらに、田舎や都会、部屋の中などに秘密基地を作るノウハウの解説や、極地建築家の村上祐資、社会学者の毛利嘉孝、キュレーターの服部浩之によるコラムも収録。大規模な都市開発などが行われる中で生まれる、新しい形態の建築やコミュニティーを提案する書籍となっている。なお、表紙や文中のイラストは、イラストレーターの竹田嘉文が手掛けている。
(画像:『大人が作る秘密基地』表紙)