宗教や信仰などスピリチュアルな世界観をテーマにした展覧会『スピリチュアル・ワールド』が、5月13日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。
同展では、東京都写真美術館のコレクションから選出した160点を超える写真作品や映像作品を通して、日本の宗教文化や民間信仰と視覚表現との接点を探ると共に、スピリチュアルな世界観を背景にした写真家やアーティストたちの作品を紹介する。
出展アーティストは、渡辺義雄、石元泰博、鈴木理策、山城知佳子、東松照明、土門拳、土田ヒロミ、石川直樹、内藤正敏、奈良原一高、藤原新也、横尾忠則、三好耕三ら。「神域」「見えないものへ」「不死」「神仏」といったキーワードにもとづいた展示に加え、藤原新也の1980年代に発表された旅行記から、インド・ガンジス川の水浴や修行僧などを写した作品群や、横尾忠則が90年代に手掛けた宗教や神話をテーマにしたCGのシリーズ、三好耕三の癒しや信仰の対象としての温泉を想起させる『湯船』シリーズなどを展示する。
イベント情報
平成26年度東京都写真美術館コレクション展 『スピリチュアル・ワールド』
2014年5月13日(火)~7月13日(日)
前期:2014年5月13日(火)~6月8日(日)
後期:2014年6月10日(火)~7月13日(日)
※会期中展示替えあり
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館 3階展示室
時間:10:00~18:00(木・金曜は20:00まで)
出展作家:
渡辺義雄
石元泰博
鈴木理策
山城知佳子
東松照明
土門拳
土田ヒロミ
石川直樹
内藤正敏
奈良原一高
藤原新也
横尾忠則
三好耕三
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜休館)
料金:一般500円 学生400円 中高生・65歳以上250円(第3水曜日は65歳以上無料)
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者、東京都写真美術館友の会会員は無料
(画像上:横尾忠則 『皆は一人のために 一人は皆のために』 1993年 テクナメーション、画像下:土門拳『古寺巡礼』より『法隆寺東院夢殿観音菩薩立像(救世観音)面相』 1972年 銀色素漂白方式印画)